二人の『特別な子ども』に救いはあるのか? 結末が気になる異文化ファンタジー
魔法を基礎として文明が発達した惑星レイオス。人類の覇権を握る唯一絶対の皇帝の第十七子として生まれたシンは、皇位継承を巡る過酷な争いを生き残るため、偶然出会った特別な能力者キールの助力を得ようと画策するが、キールは一筋縄でいくような性格では無かった。二人の『特別な子ども』の出会いはレイオスに何をもたらすのか。
練りこまれた世界観にひきこまれます。レイオスの文化を知るだけでも面白い。
さらに主人公が置かれた状況も過酷で、結末が気になります。
方や“名君を奉戴し続ける絶対君主制”というある意味理想の国家を支えるために骨肉相食む戦いを課された皇族。
方や奇跡を重ね合わせたような特別な異能ゆえに、精神面において他者との絶望的な隔絶を抱えた能力者。
二人の結末に果たして救いはあるのか。
二人を支える一組の家族が読者にとっても癒しとなり、重い話も楽しく読めます。
以下蛇足。
舞台設定が面白い
惑星レイオスの設定がまず面白い。これを読んでるだけで楽しめます。『異世界で人非人に拾われました』でより詳しく語られているのでそちらもおすすめ。
さらにシンが放り込まれた殺し合いで至尊の座を争うという舞台もやはり面白い。ネタバレに慣れるので触れませんがキールが置かれた立ち位置も面白い。
たくみな舞台設定と、それを存分に使ったストーリーが魅力的。
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