2014年9月8日月曜日

新規読者はどこから来るのか

ファンを作るのが大事ですよ、という話




 なろうで読者が新しく作品を発見する経路は大きく二つに分けられます。
①なろう内部リンク
②外部サイトからのリンク
 Webサイト全般に言えることですが、大きく分けるとこの二つです。ネットリテラシーの問題が絡むので、今回は触れません。

①なろう内部リンク

ざっと挙げていくと、新着小説検索、ランキング、作者マイページ、読者マイページ、レビューでしょうか。

 このうち、読者の流れが最も太いものはランキングです。
 日間ランキングにのれば週間ランキングに入れるかもしれない。週間ランキングに入らなければ月間ランキングに入れるかもしれない。しかし、日間ランキングに入らない内はここからの流入は当然0。

 であれば、他に期待することになります。

 先に挙げた内、読者マイページとレビューは完全に受動的です。作者が関わる余地は面白い作品を書く以外にありません。

 新着小説検索と作者マイページはある程度能動的に関われます。工夫の余地があるってことですね。

 新着小説検索は言わずもがな更新頻度と直結します。何度も書いてますが新着小説検索の1ページ目にいられるのは15分です。貴重な15分をどういう風に使うか、というのはよく考えましょう。作品を書くペース、見直すペースなどと相談しながら投稿するのがおすすめです。

 作者マイページは色々複雑です。作品一覧、活動報告、ブックマークした作品、評価を付けた作品等々。一つ確実にいえるのは、ここを見る人はある程度あなたに興味がある層だということです。だからとても大事。読者マイページを見てくれる人のことは、大切にしましょう。

 どんなふうに大切にするかは人それぞれ。好きな作者さんのマイページをじっくり見ると気づくことも多いかと思います。

 さて本題。作者マイページを見る人は既存作品の読者です。


 あなたの作品を読んだ上で、あなたに興味を持っている人です。
 これはつまり、今後連載作品を読み続けてくれる人であり、新しく書いた作品を読んでくれる人です。

 以前の記事で、日間ランキング入りするのに必要な最低ラインは60ptだということを書きました。具体的な目標としては、ブックマーク件数25件を1日に獲得することだ、とも書きました。

 あなたが今連載している作品のブックマークが100件であるならば、そのうちの何人かは新しく書いた作品のことも読んでくれるはずです。そして、評価してくれるはずです。

 そうなれば、日間ランキング入りというのは、全然遠い目標では無いのです。

 今連載している作品の評価が伸びなくても、自分の作品がつまらないからだなんて思わないでください。単に、人の目に触れる機会が極端に少ないだけなのです。

 少数でも、既に書いた作品にファンがいるのであれば、新しい作品についてきてくれる人も何割かはいます。ファンが付いてる人の新作というのは、注目されます。

 注目されれば、新しく読者も増えます。その中には、新しくファンになってくれる人もいます。

 最初の作品よりも、ずっとずっと人目に触れる機会が増えるのです。評価はあとからついてきます。

 今書いている作品を、最後の作品にしないでください。ファンの為にも、あなた自身のためにも。


 最後に。連載中の作品の完結がどう考えてもはるか彼方だという人は、一度短編を書いてみることをおススメします。
 何十万字も読むのはしんどいけど、一万字ぐらいならまあ読むか、という人は結構いるものです。
 それに、お話を畳むという練習にもなります。

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