2014年9月1日月曜日

ユリア・カエサルは一日にして英雄ならず

二人で一人の英雄が、コミカルに古代ローマを駆け抜ける



 歪まされようとしている歴史を、守って欲しい。女神様のスカウトを受けてローマ史好きが取り柄の高校生・聖也が降り立ったのは共和制ローマ末期、英雄カエサルの時代。ところが肝心の英雄は女性の尻を追いかけて借金こしらえるようなダメ人間。そのうえなぜか女の子!? 常識が通じないパラレル・ワールドで聖也は徐々に狂いだす歴史の流れを正しい方向に導けるのか。





 崇高な理念、腐敗した共和制ローマ末期の政争、異民族との戦争、歴史の改変、与えられた力を行使するのに必要な重い代償。普通にやったら重厚な超大作になるであろう舞台を、聖也とユリアがどこかすっとぼけた文章で軽快に駆け抜けていきます。
 ポンポンと飛び交う言葉の応酬が楽しい、ファンタジー歴史小説。

 二人のたどる軌跡を最後まで見届けたくなる作品。OVL大賞応募作です。


 書きたいもの書いてるとこがいい。

ローマ史、面白いですよね。ちょっと調べただけでも人に話したくなるようなトリビアが出てきます。
 あちこちに散りばめられたそんなトリビアを拾っていくのも楽しい。
 ライトノベルでローマを扱うなら、これぐらい軽快でちょうどいいのかも。
 ボリュームが大きいので、ブックマークしてゆっくり読むのがおススメです。

 作品ページはコチラ↓
http://ncode.syosetu.com/n6916cg/

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(レビューは基本一日一本なので書けるかどうかわかりませんが)
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