手早くなろうで面白い作品を探す方法

記事をまとめるきっかけになったつぶやきはこちら。
長々とした記事よりも、概意は伝わると思います。
http://togetter.com/li/714497 

長いことなろうユーザーでいると、まだみぬ面白い作品を探したくなるものです。

 でも、そんな作品を探すのは中々骨が折れるもの。

 時間も手間もあんまりかけたくない。でも面白い作品を開拓したい。

 そんな人のために、システマチックに面白い(と期待できる)作品を探す方法を書いておきます。

 この方法で探せるのは以下の条件にあてはまる小説です。

 A.ある程度読者がいる。
 B.その読者の中で、面白いと思ってる人の割合が多い。

 そんな条件にあてはまる小説です。これなら、自分が読んでも面白いと思えるかも、と期待できます。

 方法は至って簡単。


 1.総合評価順で検索する。
 2.作品のブックマーク件数と評価点を見比べる。
 3.ブックマーク件数に対して評価点のが高いものを読む。

 これだけです。

 連載中小説であれば、評価点をブックマーク件数で割った数字が1.1を越える作品が目安です。この数字が大きいほど期待できます。
 ざっと探すなら、評価点>ブックマーク件数でいいと思います。
 
 (完結済み作品についてはまだ調べてないので後日追記します。)

 お好みで文字数や読了時間、ジャンルなどで絞り込みましょう。
 ブックマーク件数が500~3000件ぐらいの中から探せば、まず読んだ事のない作品が見つかります。
 評価点は総合評価ptではなく、文章評価とストーリー評価の合計の方です。ブックマーク件数と並んでるので見比べやすいです。

 ブックマーク件数が少なすぎる作品についてはあてにならないことに注意。

 
 以下はなんでそれで判断できるかとか、目安が1.1以上なのは何故か、とか。興味がある人だけ読んでもらえれば。

 長いです。強調表示してる部分だけ読めば大筋はつかめます。



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 前述の通り、この方法は以下の2点の条件にあてはまる小説を探す方法です。

 A.ある程度読者がいる。
 B.その読者の中で、面白いと思ってる人の割合が多い。

 言い換えれば「読者の数」に対して「面白いと思っている読者の数」の割合が高い作品ということですね。これを求めるには「読者の数」と「面白いと思っている読者の数」が必要です。

 なんでこの方法での検索がその条件にあてはまるかということを説明していきます。

 A.ある程度読者がいる。 

  「読者の数」を求めよう。


 これは単純です。ブックマーク件数が読者の数を示す指標になります。
 作品のページに訪れたユーザーの数を知る事ができれば理想ですが、それは一ユーザーには不可能です。 なので、代わりにブックマーク件数を指標にします。
 その小説の作品ページに訪れたユーザーの中の何割かが継続的に読む事を決めたユーザー(読者)です。
 その中で、さらに何割かがブックマークしたユーザーです。

 図にするとこんな感じ。

 

 

 











 作品の質とか読者層によってこの割合は変動しますが、どこかに平均値はあるはずなのでそれは置いておきます。
 ブックマーク件数が多いほど、読者も多いってことですね。(当たり前のことですが)

 ○ブックマーク件数から読者の数が分かる。

 B.その読者の中で、面白いと思ってる人の割合が多い。 
  「面白いと思っている読者の数」を求めよう


 これはちょっと複雑で、なろうユーザーの『評価する』という行動に対する心理が反映されてます。

 まず、なろうにおいてはどの作品でも、評価点を評価人数で割ると、一人が最大限投じられるポイントに対して、平均がめちゃくちゃ高いです。
 最高10点なのに、平均値が9点とかザラです。

 これは、明らかにその作品の質を評価するという意味では機能していません。
 それでも、評価点は面白い作品を評価する指標となりえます。

 これはなんでかというと、なろうにおける評価の前提として、面白いと思わなければそもそも評価しない、というユーザー傾向があるからです。

 読者の中で、何割かがその作品を面白いと思っているユーザー。
 その中で、更に何割かがその作品に評価点を入れるユーザー、という構造なんですね。
















 『作品を評価する』という行動を誘発すること=読者が作品を面白いと思ったということ

 という図式が成り立つわけです。この数値も作品によって異なるわけですが、これは作品のクオリティというか、読者の満足度がダイレクトに出ます。

 ○評価点から「作品を面白いと思った読者の数」がわかる。

 これで「読者の数」と「作品を面白いと思った読者の数」がそれぞれわかるわけですね。
 ということは、その割合も求められるわけです。

 評価点をブックマーク件数で割った数字、

それが「読者の中で作品を面白いと思った人の割合」ということです。

 正確に言うと、「読者の中で作品を面白いと思った人の割合」を示す度数ですけどね。


 じゃあその数字がどれぐらいだったら面白いと期待できるのか?


 これは理数系の人ならお馴染みの、標準偏差で決めてしまいます。
 
 そんなもん知らん!という人も多いと思うので、結果だけ書きます。

  ○評価点をブックマーク件数で割った数字が1.1を超えれば上位2.5%に入ります。
   ※連載中作品の場合。完結済みや短編はまた違ってきます。

 記事執筆時点で約107000作品あるなろうの連載中小説を約2600作品に絞れます。

 それでも膨大な数ですが、面白い作品に出会える確率は跳ね上がるはず。


 このページを読んでくれたあなたがなろうで素敵な作品に出会えますように。

 なろうの総合評価順 連載中小説検索はこちら。
 http://yomou.syosetu.com/search.php?&type=r&order=hyoka&notnizi=1&p=45

 全体だと45ページ目ぐらいからがブックマーク件数3000件とかなので、そのあたりから探すのがおすすめです。(リンクも45ページ目に飛ばしてます)


 

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