優しすぎる二人のうそつきの物語
十二年前の先王が殺害された事件、その真相を知るために演技を駆使し次々と男を手玉に取る侯爵令嬢ビアンカ。彼女の前にビアンカの演技を容易く見破る王弟ジークが現れ、二人は共に事件の真相を追うことになる。母の残した手紙の真意は、そして事件の真相はどこにあるのか。
七変化を駆使して懸命に孤独な戦いを続けてきたビアンカと、朗らかさの中にも暗い影をちらつかせるジーク。お互いを信じ、背中合わせに寄り添って立つような二人の関係が魅力的です。
丁寧な描写で語られる、ビアンカの化けっぷりもお見事。演技を武器に丸腰で悪漢に立ち向かう姿が、とても凛々しいです。
約十万字で完結済み。
目的の為に嘘をつき続けてきた二人に訪れる結末を、是非確かめて欲しい作品です。
丁寧な文章と、きちんと構成されたストーリー
こういう作品がぽんっと出てくるから、なろうの新作チェックは楽しい。
一定水準以上の文章を書く技術と、きっちりプロットを立てて構成されたストーリー。二つを兼ね備えるこういう作品はもっともっと評価されるべきだと思うのです。
サブキャラクターも魅力的。アクションシーンで全部もっていった感があるアルノルト陛下とか、世話好きクラウスとか、実に読んでて楽しいです。
作品ページはコチラ↓
(現在は削除されています)
祝!夏野ちより様えんため大賞優秀賞受賞!
読後にはぜひぜひ評価点を!
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なろうの新作は個人で追いきれるものではないので、「最近こんな面白い作品あったよ!」というのを教えてくれる方がいましたら、下記のページのコメント欄に書き込んでいただけると助かります。
(レビューは基本一日一本なので書けるかどうかわかりませんが)
http://naroureview.blogspot.jp/2014/08/blog-post_13.html
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